2017年3月10日金曜日

2016年度振り返り


 
 2016年度を3つの大きな項目に分けて振り返りたいと思います。

 「人数」と「聞く」と「感謝」です。

 まずは「人数」。昨年度、JAZZ QUESTはたった4人から本格的に活動を開始しましたわけですが、今年はスタッフも含めて8人も増えたので、まだ人数は足りないものの、BIG BANDの演奏ができるようになった年でした。人数が増えたことで、部に活気も生まれ、楽しく1年を過ごすことができました。また、2人のスタッフが入部しました。2人は、合宿時には宿の掃除を、また、演奏会では楽器運び、録音、撮影など、体を張って私たちが練習をしやすいように動いてくれました。演奏者だけでなく、スタッフも獲得することができ、充実した練習を送ることができた1年でした。

 次に、「聞く」です。今年度は、練習だけでなく、生の演奏を聴く、ということにも力を入れ始めた年でした。「うまくなるには聞くが7割で練習が3割」と聞いたことがありますが、まさにその通りで、聞いてイメージを持たなければ演奏ができないからです。個々で演奏会に行く、ということはしてきましたが、今年は部としてコンサートに出かけたのでした。エリックマリエンサルや、ICUの60周年コンサートに行きました。コンサートに行った後には、反省会を設け、みんなの気づきをシェアしました。これは2017年度も続けていきたいと思います。

 最後に感謝です。活動を開始してから、2年目の年でしたが、とにかく感謝することが多かった1年でした。演奏会に学校の先生が聞きに来てくださったり、昨年演奏させていただいたところから再び演奏依頼が来たり、スタッフが自分たちのために動いてくれたり、辻元先生がいつもそばで指導してくださったり、JAZZ HORNETSが助っ人で演奏してくれたり、とにかく感謝ばかりでしたし、この感謝の気持ちを持ち続けなければならない、とも強く感じています。私たちに関わってくださったすべての皆さんに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。



 さて、2017年度には、山野BIG BANDコンテストの予選が待っています。新潟県から初出場となります。今年は、大会主催の山野楽器が125周年ということで、本選が国際フォーラムで行われます。私たちは、その国際フォーラムを目指して、また、もちろん皆さんを笑顔にすることも目指して、2017年度も頑張っていきたいと思います!

JAZZ QUESTは、「心を一つに、ではなく、心を寄せ合い」頑張っていきたいと思います!2017年度もよろしくお願いします!


2017年3月7日火曜日

赤谷どんつき祭り


 去る2月18・19日に赤谷合宿を行いました。これは音楽合宿ではなく、赤谷で行われる「どんつき祭り」に参加することと、顧問である神田先生と、またメンバー同士の親交を深めるためのものでした。厳密にいえば、神田先生のフィールドワークにJAZZ QUESTも参加させていただいたのです。

どんつき祭りとは、新発田市の赤谷で700年以上も続くお祭りで、男性が褌(ふんどし)と足袋だけで極寒の中、五穀豊穣・家内安全・身体健康などを祈って、1時間近くも体をぶつけあう、というものです。しかし年々参加人数が減ってきていることもあり、JAZZ QUESTからタイ、マサヤ、トモの3人もお祭りに参加させていただきました。

 お祭りを見学する中で、なんとJAZZと通ずる発見をすることができました。それは、「グルーブは生むものではなく、自然と生まれるもの」であり、「グルーブにあわせるものではなく、グルーブにあってくるもの」ということです。お祭りでは、「よいよいわっしょい」という掛け声がずっとされてたのですが、最初はバラバラでもだんだんとその掛け声がピタッとあってくるのです。彼らはもちろん拍などを考えていません。私たちは演奏する際に、リズムが遅れたり、合わなかったりすることがありますが、それはリズム感が悪いわけではなく、ただグルーブにのれていないだけなのです。これは大きな発見でした。まさか日本の宗教行事が、JAZZにつながるとは思っていませんでした。しかし、どちらも一定のリズムによって、ドーパミンを分泌し、人間が心地よいと感じるものなので、根本は同じなのです。JAZZの原点はアフリカの先住民のダンス、儀式が原点ですが、私たちが今しているJAZZは楽譜があったり楽器の種類も多様になったり、発展したものです。一方、赤谷の祭りは700年変わらずに行われてきたものだから、原点そのものなのです。今回は発展してしまって見えなくなってしまった大切な基本の部分を、原点に立ち戻ることによって発見できたのでした。

 とても有意義な合宿でした!



第29回JAZZストリート&豊栄愛宕


 去る1月21日、第29回新潟JAZZストリートに出演させていただきました。音楽文化会館で1番最後の時間帯だったにもかかわらず、多くの方にお越しいただきました。敬和学園大学の松浦先生にも来ていただきました。先生はいつも私たちのことを気にかけてくれて、「最近どうだ?」といつも声をかけてくれます。とても心強いし、本当に嬉しいです。そんな先生も聞きに来てくれた今回の演奏は、定番の“Take the A Train”や、「Far East Suite(極東組曲)」からIsfahanなど5曲、その他エリントンを中心に12曲ほど演奏をさせていただきました。

 また、写真を見ていただくと分かるのですが、JAZZ QUEST箱型譜面台が完成いたしました!実はこれは、わたくし大屋の父、サブロウが愛情を込めに込めて作ってくれたのです!大切に使いたいと思います。サブロウ、ありがとう!









 去る1月28日、豊栄愛宕にて演奏をさせていただきました。昨年も2度、こちらで演奏をさせていただきました。会場がそれほど大きくなかったので、ドラムの代わりにタンバリン、という私たちの得意のスタイルで演奏させていただきました。また、この演奏会はミノリンの初ステージでもありました。ミノリンは最近JAZZ QUESTに入部してくれた一年生の女の子です。高校時代にドラムをしていたという期待の新人で、今はアルトサックスを吹いています。次の演奏会ではサックスで参加できるように一生懸命練習に励んでいます。


初心者でも、大学外の学生でも大歓迎です。少しでも興味がある方は、一緒にJAZZしましょう!連絡お待ちしてます!

ICU60周年コンサート


 去る12月24日、国際基督教大学のModern Music Societyの60周年コンサートを見てきました!ICUMMSJAZZ QUESTは意外なつながりがあるのです。それは、JAZZ HORNETS卒業生がMMSのメンバーやOGとして在籍していること、また、JAZZ QUESTを結成した際に、“大学の学バンとはどのようなものか”見学をさせて頂いたこと、いつもお世話になっている外山さん、吉田さんが長年MMSの指導をしていたことなどです。そんなつながりから、今回のコンサートにはリハーサルの時間から見学をさせていただきました。

 60周年コンサートには、世界的に有名なピアニストでMMS卒業生のKEI AKAGIさんがゲストとしてこられていました。現役のジュニアバンド、レギュラーバンドから始まり、OBバンドでも中バンド、大バンドといくつもビッグバンドが組まれていて、得にOBバンドの2バンドが同時に演奏する場面は圧巻でした。60年もバンドが続いてした。JAZZ QUESTが60年先も存在しているか、考えてみたけれど、想像もつかなかったです。しかし、誰がバンドを立ち上げたかもわからないようになる年月までも、このJAZZ QUESTが存在して、JAZZを愛し、このバンドを愛してくれる学生がいつまでもいて

 生演奏を1日中聞くことができて、素敵なクリスマスイヴとなりました。ありがとうございました。



クリスマス演奏@イクネス新発田&@敬和高校


 去る12月18日、学校の寮や大きな図書館が入っているイクネス新発田にてクリスマス演奏をさせていただきました。この日は会場が小さめだったので、5人でコンボを演奏しました。会場の皆さんがとても暖かく、ほっこりとした演奏会となりました。






 去る12月23日、敬和学園高校チャペルにて学校の近所である太夫浜地区の皆さんのクリスマス会で演奏をさせていただきました。クリスマス会ということだったので、ホワイトクリスマスを演奏しました。演奏後には美味しいお菓子を頂きました。ありがとうございました。


クリスマス演奏@チャペル&結婚式


 去る11月9日、学校の「チャペル・アッセンブリーアワー」の時間にクリスマス演奏をさせていただきました。クリスマス曲のメドレーになっている「ビグバンドホリデー」やエリントンの「Perdido」など、元気で明るい曲を披露しました。




 去る12月17日、JAZZ HORNETS卒業生の結婚式と二次会で演奏をさせていただきました。結婚式では余興として15分程度、また、二次会の方では生BGMとして演奏をさせていただきました。今回は、ビッグバンドではなく、先生と高校生と大学生から7人を選抜し、オクテットを披露しました。

 ビッグバンド、コンボ、オクテットと、だんだん演奏の幅も広がってきて、とても楽しいです。オクテットは結婚式には音量も人数もぴったりでした。ゆんおめでとう!


レイモンドさん&エリックマリエンサル


 去る10月30日、敬和学園高校にてテナーサックス奏者のレイモンドさんによるクリニックが行われました。アルトサックス奏者ジャッキー・マクリーンのお弟子さんで、2005年に来日し、活動の拠点を東京に移し活躍されている方です。日本語もとても流暢で、優しい方でした。吹けるテンポでしっかり練習をすることと、JAZZのアドリブで使えるドミナントビバップスケールの基礎練習を教えていただきました。ありがとうございました。






 去る11月23日、エリックマリエンサルのクリニックに参加し、コンサートを聞いてきました。エリックマリエンサルはサックス奏者で、チック・コリアやビッグ・ファット・バンドのメンバーとして知られている方です。“ジャズアルトサックスのファーストコール”と呼ばれていて、この意味はバンドを組む際にアルトサックスは誰か、となれば1番にエリックマリエンサルに電話をかける、ということです。すなわち、世界一のジャズアルトサックス奏者、ということを表しているのです。

 そんな彼の演奏は、私たちの神経全てをしびれさせるものでした。この何とも言えない感激は言葉でうまく表せませないので、エリックマリエンサルの演奏を聴いた中での、とても大切な気づきをシェアしたいと思います。一言でいうなら、「全力」です。エリックマリエンサルは、NYBB(新潟ヨッシービッグバンド)というバンドと共演していました。NYBBとは、東京と新潟のプロとセミプロが集まったバンドです。世界一のエリックマリエンサルはNYBBのメンバーの中で誰よりも、顔を真っ赤にして全力で演奏していたのです。私たちは合宿などでプロの外山さんや吉田さんにご指導いただきますが、お2人も私たちに模範演奏をしてくださる時、いつも全力で演奏してくださるのです。相手は高校生や大学生ですから、言い方は悪いですが、少しくらい手を抜いても私たちは気づかないし、それでも十分模範として成り立つはずなのです。しかし、外山さんと吉田さんは私たちに、いつも全力で演奏してくださいます。この2つのことから、「一流の人はいつも全力」ということを発見したのです。逆に、いつも全力だから一流なのかもしれません。楽器を吹くときはチューニングにしろ、音出しにしろ、いつも全力で吹くことが大切なのです。全力というのは決して大きな音で吹くということではありません。全力でいい音にして、全力で音程を気にして、全力でリズムに向き合う。すなわち全てのことに神経を使って演奏するのです。毎回自分のベストを尽くして演奏するAさんと、たまにしかベストを尽くさないBさんがいたら、Aさんの方が上達するのは誰が見ても分かることでしょう。

毎回楽器を演奏するときは全力を尽くすことを決めたJAZZ QUESTでした。


敬和祭


 去る10月22日・23日に、敬和学園大学の文化祭“敬和祭”が行われました。私たちは1日目に屋外、2日目にパーム館(体育館)、と2日間とも演奏をさせていただきました。1日目は大学生のみの演奏で、2日目は高校からの助っ人を借りての演奏でした。

 1日目には、JAZZ QUEST初となる3団体合同のパフォーマンスを披露することができました。春先の演奏で初コラボを果たした“チアOG”と、敬和学園内の混声合唱サークル“響祈(ひびき)”とのスペシャルコラボでした。披露したのは、映画“天使にラブソングを”で有名な「Oh Happy Day」。敬和事務員の方からの熱烈なリクエストがあり、この曲を披露することとなりました。とても寒い風の吹く日でしたが、CDではないJAZZの生演奏と、声楽のきれいな響きあう歌声と、チアOGの華麗なダンスで、みている人は寒さも飛ぶほどの盛り上がりを見せていました。このコラボに関わってくださった全員の方に感謝をしたいです。








2日目は、敬和祭の1番の見どころとも言っていい、有名人のゲストライブがありました。私たちは幸運にも、その前の時間に演奏することができたので、去年は観客が数えるほどしかいませんでしたが、今回はそのライブを聞くために早く来た、多くの人にも私たちの演奏を聴いていただくことができました。もちろんゲストライブのためではなく、JAZZ QUESTの演奏を聴きに来てくれた人も多くいました。普段は外に出かけて演奏する機会が多いため、学校内で先生や友達に聞いていただくという場面が少ないので、演奏後に、友達や先生や事務の方から「良かったよ!」という言葉を直々にもらうことができて、とても幸せに感じました。また、学校内での演奏をもっと増やし、学校の中からもっとみんなを盛り上げることができたらいいな、とも感じました。








ふれあいバラエティー&太夫浜コンサート



去る10月21日、敬和学園大学内のイベント(ふれあいバラエティー)にて、演奏をさせていただきました。昨年から演奏をさせていただいていて、今年で2年目になりました。昨年同様、JAZZの曲と、日本の歌謡曲を用意していきました。演奏後も、昨年同様スタッフとして奉仕させていただきました。






 また、同日に敬和学園高校にて第40回JAZZ HORNETS定期演奏会“太夫浜コンサート”が行われました。今回の太夫浜コンサートの副題は“西沢先生ありがとうコンサート”でした。長年JAZZ HORNETSの顧問をされていた西澤先生最後の定期演奏会だったのです。高校生たちのステージの前に時間を設けてもらい、JAZZ HORNETSOBOGによるバンドを結成し、OBバンドとして演奏をさせていただきました。April in ParisSpainの2曲を披露しました。そして、私たちJAZZ QUESTDUKE ELLINGTONALL OF MEを西澤先生に送らせていただきました。OBOGバンドには、JAZZ HORNETSをつなげてきた、多くの先輩方が参加していて、一緒に演奏することができて光栄でした。バンドの運営をしてくださったのは、ユリノさん。国際基督教大学の学バンMMSのバンドミストレスをされていた方で、私たちJAZZ QUESTは夏合宿でもユリノさんに指導していただきました。また、バンドには、東京でドラマーとして音楽活動をしているユウさん、ニュージーランドの音楽大学を卒業後、現在敬和高校に努めているアカネさん、バリトンサックスには辻元先生、コンダクターにはマリンさん、というスペシャルメンバーで構成されたスペシャルバンドでした。いつも同じメンバーでしか演奏をしない私たちにとって、いい刺激をもらうことができた演奏会でした。

 演奏後には、西沢先生を囲んでのOBOG会が開かれて、久々に顔を合わせた仲間たちと、温かい時間を共有することができました。








JAZZ QUEST仲良し大作戦


 去る10月16日、JAZZ QUEST仲良し大作戦を決行しました。
(※今回は演奏のご報告ではありません。)
 中条青年会議所主催の「恋まち胎内創造プロジェクト」に参加し、ジャズクエストメンバーの仲を深めると共に、新発田のご近所である胎内を満喫してきました!
 朝8時半に胎内市役所に集合し、乙宝寺、樽ヶ橋遊園、クレーストーン博士の館、ロイヤル胎内パークホテル、をマイクロバスで回ってきました!
 乙宝寺では、まつられている猿の夫婦の感動的な話を聞き、樽ヶ橋遊園では、テレビ‘ナニコレ珍百景’で紹介された「おかあさ~~~ん」と叫ぶオウムとたわむれ、クレーストーン博士の館では、美しい石の数々にうっとりし、ロイヤルパークホテルでは豪華な昼食を頂き、最後にはみんなでストーンを使ったブレスレットを作りました!
 演奏活動が多い私たちにとって、みんなで休日にゆっくりお出かけをする、という試みは初めてでしたが、すてきな1日となりました!中条青年会議所のみなさん、ありがとうございました!