2017年12月8日金曜日

「第1回定期演奏会JAZZ QUEST PARTY!!!」


 去る11月17日「第1回定期演奏会JAZZ QUEST PARTY!!!」を敬和学園大学体育館を会場に開催いたしました。

 第1回目の定期演奏会、また、とても寒い会場という中でしたが、なんと100名のお客様にご来場いただきました。50名程のお客さんを想定しており、パンフレットも70部しか用意してなかったので、パンフレットを皆様にお配りできないほどの大盛況となりました!

 約2時間にわたるコンサートでしたが、皆様の温かいご支援により、無事終えることができました。なんといっても今回のスペシャルゲスト、ボーカルふくまこづえさんのナンバーでは会場が大いに盛り上がりました!“It Don't Mean A Thing”では、有名なフレーズである「Doo ah, Doo ah, Doo ah, Doo ah」の部分を一緒に歌いましょう!と、参加型にしてくださり、お客様も大いに楽しんでいました!

 今回の定期演奏会では、お世話になっきてた皆様に感謝をお伝えするはずの定期演奏会でしたが、開催するにあたって、本当にたくさんの皆さんにご協力をいただきました。チラシ・パンフレット作り、受付、録音、録画、イスだし、片付け、パンフレットの印刷、新聞への折り込み、バスの手配、バスの運転、チラシ貼りなど、私たちでは手の回らない部分を助けていただきました。みなさまに感謝をお伝えするはずが、逆に皆さまから元気や温かさをいただくコンサートとなりました。

 今回のコンサートで強く感じたのは、「もっとお客さんに楽しんでもらいたい」ということです。ジャズは元々ダンスミュージックであり、私たちの演奏に合わせてお客さんが踊るというのがジャズのスタイルです。禁酒法でお酒の売買ができなくなったアメリカ社会で、地下の違法酒場になくてはならなかったのがジャズだったといわれています。また、そのような場に集まってくるのはカトリック信者、ユダヤ人など当時のアメリカ社会で差別をされていた人々です。そんな人たちが、お酒を飲みながら、止まることないグルーブに合わせて踊り、日常のストレスを発散したのがジャズなのです。このようにジャズにはストレスを軽減する力、「また明日も頑張ろう」と思える力、様々な人々が一緒になって楽しめる力があるのです。しかし、私たちの演奏で踊ってくださるお客さんはなかなかいません。日本には「踊る」という習慣がなく、踊ることが恥ずかしいと思う方が多いのかもしれません。だからこそ、お客さんがジャズを楽しみきれていないのではないかな、と思ってしまうのです。踊る習慣のない日本で、どうすればよりジャズの楽しさを伝えられるのか、ジャズの楽しさを身を持って感じてもらえるのか、これらの点が今後の私たちの課題だと感じています。

 これらの課題を解決すること、また、ジャズの普及、皆様へ感謝を伝えること、ジャズの探求を日々、力を入れてこれからも頑張っていきます!どうぞ、応援よろしくお願いします!