2015年12月7日月曜日

ふれあいバラエティー

 去る10月23日、敬和学園大学パーム館(体育館)にてふれあいバラエティーが開催され、演奏させていただきました。
 ふれあいバラエティーとは、大学周辺の福祉施設の利用者さんを大学にお招きし、学生との交流を通して楽しいひと時を過ごしていただくイベントです。毎年テーマがあり、今年のテーマは「昭和」でした。
 JAZZ QUESTは演奏だけでなく、前日準備から当日もスタッフとして奉仕させていただきました。前日準備では、あっけらかんとした体育館を手作りの提灯や昭和をまねたポスターなどを貼り付け、昭和風に飾り付けしました。 
 テーマが昭和だったため、昭和の懐かしの曲を演奏させていただきました。美空ひばりさんの川の流れのようにを演奏した時には、涙を浮かべて聴いているおばあさんもおられました。 
 2・3時間の短いイベントでしたが、ボーリング・輪投げ・紙風船やけん玉などの昭和遊び・ネイルなど様々な手作りの温かみのあるブースが設けられていたため、利用者さん方に十分に楽しんでいただけたと思いいます。
 ぜひ来年もふれあいバラエティーに関わらせていただきたいと思いました。

2015年12月6日日曜日

福祉施設愛宕

 去る10月11日、新潟市北区豊栄の福祉施設、愛宕にて演奏を行ってきました。
 今回の演奏は、エハラの母親の紹介によって実現しました。福祉施設の交流会のゲストとして呼んでいただきました。 
 少人数とこじんまりしていましたが、JAZZ QUEST初、アンコールが2回も飛んでくるほどの盛り上がりを見せたコンサートとなりました。大抵は、アンコールは1曲しか用意をしていかないので少し戸惑いましたが、喜んで2回目のアンコールにも答えさせていただきました。「あなたたちの演奏をもう1度聞きたい!」というアンコールは本当に嬉しいものです。
 演奏後には、交流会に少しお邪魔させていただき、カレーをごちそうになりました。また、ジュースやお菓子など、たくさんのお土産も持たせていただきました。人の温かさを深く感じた、そんな演奏会でした。
 また、嬉しいことに愛宕さんには来年の1月にも再び演奏依頼をいただきました!精一杯の演奏を届けさせていただきたいと思います! 
 JAZZ QUESTは年中演奏依頼をお待ちしています!よろしくお願いします!

寺泊夕暮れコンサート

 去る9月26日、寺泊のホテル飛鳥にてデッキライブをさせていただきました。
 今回の演奏は、敬和学園大学の事務の方から、ホテル飛鳥がデッキライブの出演者を応募していると伺い、私たち自らが応募をして実現しました。敬和学園大学の国際ダンスサークルも以前にパフォーマンスをさせていただいておりました。
 ホテル飛鳥の屋外にある、展望デッキステージ「シーサイドベル」にて1時間ほど演奏をさせていただきました。演奏前には心配させていた天気も、崩れることなく無事にライブを終えることができました。小さい子から、若いカップル、また、ほろ酔いのパジャマ姿のおじいさんまで、様々な方々に聞いていただきました。メンバー紹介の時に、「おめさん、でっかいなぁ、2メートルくらいあんのか?」と聞かれたエハラが「3メートルあります!」と答えるなど、いつもよりお客様との距離が近く、楽しい会となりました。
 そして、なんとなんと、今回の演奏会は、一泊宿泊&温泉&朝食バイキング付きだったのです!こんなに贅沢をしたらバチが当たってしまうのではないか、と思ってしまうほど贅沢な時間でした。


 
 大学の事務のアサバさんとコバタさんも聞きにいらしてくださいました!



2015年12月5日土曜日

粟島

 去る9月15日から17日まで粟島にて演奏活動を行ってきました。
 今回の演奏は敬和学園大学、共生社会学科のチョウ教授に声をかけていただいたおかげで、実現いたしました。チョウ教授はオオヤのゼミの先生で、入学後からずっとJAZZ  QUESTのことを気にかけてくださっていました。そんな中、先生は夏休みに粟島にて行われるご自分のゼミの活動に私たちを招いてくださったのです。
 JAZZ QUESTは全員新潟県出身者ですが、全員が今回初の粟島訪問でした。岩船港を出発し、天気が良かったので多くの時間を甲板で過ごし、1時間半ほどで粟島に到着しました。

 
 到着後、カフェそそどで1時間ほどのコンサートをさせていただきました。村の人々と協力して作られた店内は、とても温かみがあり、素敵な空間でした。コンサートには村の人々に加え、野鳥や甲虫の研究をしに来ている本州の方々なども多く、会場に座りきれないほどの皆さんにお越しいただきました。粟島には高齢者の方々が多い、ということで坂本九さんの‘明日があるさ’や美空ひばりさんの‘川の流れのように’などのジャズアレンジ曲に加え、DUKE ELLINGTONの‘It don't mean a thing’や‘Mood indigo’など計9曲を演奏させていただきました。演奏後はそそどのマスターからメニューのドリンクをごちそうになりました!とっても美味しかったです!ありがとうございました!
 
 
 
 
 その後はチョウゼミに加わり、浜辺でバーベキューをしました。私たちがバーベキューをすると聞きつけた村の方からアジを30匹もいただくなど、村の人々の優しさを感じる出来事もありました。そのアジは串刺しにしてそのまま焼いて美味しくいただきました。夕食の後は、みんなでブルーシートの上に寝転がり、星空を眺めました。10年ほど粟島に通うチョウ先生が、こんなに綺麗な星空は、初めてだとおっしゃるほどに、星が空一面に広がっていて、皆の心を打ちました。
 
 

 
 
  2日目は、今回の粟島訪問の1番の目的でもある敬老会が行われました。村人361人のうち、75歳以上の方々が90人ほど敬老会の会場である、村役場に集まりました。そこで私たちは‘Take the A train’と‘風になりたい’と‘明日があるさ’を演奏させていただきました。ゼミの皆さんには前で踊っていただきました。私たちの演奏の後には島っ子たちがソーランを披露し、会場を湧かせました。また、敬老会の片づけなどを手伝わせていただいた後、粟島の産業と題して、粟島の歴史や産業や高齢化の状況など、村役所の方々に丁寧に教えていただきました。このワークショップの後、役所の方とチョウ先生と、今後の敬和学園大学と粟島の繋がりについてや、敬和の学生主体でイベントを開催してみたいなど、たくさんの夢を膨らませました。これを夢に終わらせず、現実にしてゆきたいと思います。
 
 
 
  3日目には、村の小中学校に行き、音楽の授業にゲストとして参加させていただきました。午前の小学生の授業では、音楽教材の「お菓子の好きな魔法使い」や「パフ」を一緒に演奏、合唱しました。私たちも小学生の時に歌っていた曲だったのでとても懐かしく感じました。授業後に、こっそり近づいてきて「それわたしも吹けるかな?」ともじもじしながら来た子がいたので、楽器を吹かせてあげたら音が出て、とても嬉しそうにしていて、私たちまで幸せな気持ちになりました。変わって午後の中学生の授業では、JAZZ音楽や楽器についての説明と演奏を3曲ほどしました。演奏を始めるや否や、生徒たちは隣の音楽準備室からタンバリンやカスタネットをもってきて、私たちの演奏に合わせてそれらの楽器を奏で始め、踊りだす子もいました。私たちは驚きを隠せませんでした。演奏に合わせてここまで自由に楽しそうに過ごしてくれたのは、アメリカの学生たちが大学に来たFarewell Partyの時だけだったからです。日本人は周りの視線を気にして、行動をする人が多いですが、粟島の子供たちは違いました。きっと自然豊かな中でいい意味で野性的に、自由にのびのびと過ごしてきたからなのかな、と感じました。これからもその素晴らしさを失わないでほしいと思いました。
 
  
 粟島での3日間は、ただ演奏活動をした、ではなく、優しくあたたかな村の皆さんや感受性豊かな子供たちに出会い、また美味しい料理や素晴らしい自然に触れたことで、間違いなく私たちは粟島が大好きになりました。来年も再来年も粟島を訪れたいと思います!